
2100年、太平洋沿岸の大都市ウラドーを舞台に幕を開ける、御畳瀬心(みませ しん)の物語。 太平洋上にそびえる超巨大建造物「アマツバシラ」。その足元で心は墜落し、暗い地下世界の子どもたちと出会います。
やがて世界は激動の渦へと呑まれ、第三次世界大戦の火蓋が切られます。そして心と地下世界の少年・少女たちは、この戦乱を止めるため、地下からアマツバシラを登っていきます。
『神世』現代編の最終章。繁栄と滅びが交錯する中、アマツバシラの頂上で心が目にしたものとはーー。
御畳瀬 心(みませ しん) ウラドーに暮らす17才の少女。飛行中に墜落し、そこで地下の棄民たちと出会ったことから運命が変転する。
テル 2100年代に普及している自律型携帯デバイス「Tellphas」。心は親しみを込めて「テル」と呼んでいる。心の生活をサポートしていたが、墜落時の衝撃で破損し動かなくなる。
弓野依輪(ゆみの いわ) 心のクラスメイト。物静かで読書が好きな少年。心には密かに恋心を抱いており、学園に姿を見せなくなった心を心配し、学校を抜け出し捜索する。
榊原鈿音(さかきばら うずね) 心のクラスメイトで一番の親友。明るい性格で、引っ込み思案な心とは対照的なのになぜか波長が合う。実は依輪のことが好き。
ハヤ 地下世界に住む盲目の少年。地上とはまったくちがう地下世界での暮らしに戸惑う心に寄り添う。自分自身の名前の由来になっている「風」を一度感じてみたいと思っている。